こちら、なんでも屋でございます【2】
「!?」
ドクンッ
突然レインの心臓が激しく動き始めた。
全身に血が回るのをじかに感じる。
「はぁっ…はぁっ」
「……やっとかよ」
「ど…いう……こと」
「やっと…目覚める時が……っ」
「くる……しいっ」
「ホラ、これ喰えよ…」
「いや…っ」
嫌なのに…レインの手が動き目の前の内臓を頬張っていた。
まずい…
まずい
まずいはずなのに……
何処か懐かしい感覚。
「あははっははははっはっ!!!これで俺は…っ最強に強い…悪魔に」
男の笑い声が妙に頭に響く。
嫌だ…嫌だ…
この感覚……何処かで………