こちら、なんでも屋でございます【2】
その日、私はいつも通り部屋にこもっていた。
今日は部屋を出たくない。
そう思う理由は親戚一同は集まっているからだ。
部屋にこもっていれば何にも言われない……そう思ってた。
深夜二時。
その日は皆して飲み呆けていた。
甲高い母の笑い声。
低い父の笑い声……
そして私は聞いてしまった。
「明日、レイを殺そう」
その瞬間鈍器で頭を殴られたかのようだった。
殺される…っ
その恐怖が私を包んだ。
「あんな奴、死んだ方がお前たちの為になるだろう。次は出来のいい子を産むんだぞ、ハハハッ!!」