こちら、なんでも屋でございます【2】



何で普通にそんな事を言えるの?



ねぇお父さん、お母さん…私は生まれてきて無駄だったのかな?

私は…本当に悪魔の子なの?


私はお父さん達から生まれたんじゃないの?



私は…“奥村レイ”じゃないの??






その瞬間私の中の何かがプツリと切れた。





ガラッ




「あ?レイ?起きてたのか?」
「……ね」
「どうしたのレイ、貴方は寝てきなさい。邪魔よ」
「………しね」
「!?」




微かに覚えてる…





私の両目は真っ赤な赤に染まっていた。






そして私は家族、親戚一同を惨殺した。



この時、もしかしたら親戚や両親を殺すって運命だったのかもしれない。





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