こちら、なんでも屋でございます【2】



綺羅はとある建物の前で立っていた。



それは自分が生まれ育った




『八神家』



の門前だ。



「レインを救うためだ…」



大きく深呼吸をする。



少し冷たい空気が綺羅の肺に入り込んできた。
新鮮な空気と共に何処か懐かしい空気も吸い込んだ。




意を決し門の中に足を踏み入れた。





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