こちら、なんでも屋でございます【2】
「どういう意味だ。」
「だから要するに、俺の大切な人が悪魔になっちゃったって事です」
「…その悪魔をお前が倒すというのか?」
「そうです、さすがですね。」
「何故だ、お前一人でも出来るだろう??」
「…出来ないこともないですけどねぇ……ま、一応仲間が居たほうが俺的にいいんですよねー」
「話は分かった。一先ず手配をしておこう。」
「ありがとう、父さん」
「…五月蠅い、お前の父親ではない。」
「そうだね…」
「いや、俺がバカだからこんな出来の悪いバカ息子が生まれたんだな」
「少なくとも父さんは世界一いい父親だったよ」
「バカ息子が…」
「よく言われる」
俺は応接間を出て、一先ず事務所に戻る事にした。
仲間は十分に確保できたはず
残りはどうやってレインを救いだすかだ…
しかし、今レインが何処にいるのかは分からない
いや!!
ここは俺とレインの愛の力で…っ
捜しあてるんだ。