こちら、なんでも屋でございます【2】
「き、ら…っ」
綺羅は寝息を立てて寝ていた。
それをみた瞬間力が抜け綺羅の寝ているべットを正面に座り込んでしまった。
「あっ……よ、かった…っ」
自然と涙が出てきた。
こんなに安心したのは初めて。
綺羅が生きてて安心してるんだ、私…っ
「うっ……綺羅っ」
私の涙がシーツを濡らす。
ゴソッ…
「んーっ……さら~?」
「!!」
目を擦り綺羅が起きあがった。
私は我慢できず綺羅に抱きついていた。