こちら、なんでも屋でございます【2】
011
「久々の事務所!!ただいまー!」
「はぁーーーっ疲れた」
「そうだね、依頼も無事完了したし、それとレインともキ――――」
「五月蠅い!!!いちいち掘り起こすな!!」
「もう、レインは照れ屋さんだな♪」
「…宇宙の藻屑にしてやろうか?」
「じ、冗談だよ~~~ッ」
「今日は、どうする?」
「俺は、レインとイチャイチャしたいなぁ」
「よし、藻屑決定だ」
「もお!俺達両思いなんだよ?ね!ね!りょ・う・お・も・い!!」
「~~~///ッ」
「おやおや??レインさん顔が真っ赤ですよ?」
「うるさぁああい!!!」
綺羅の顔面にストレートパンチをおみまいしてやった。
「うぐっ!!」
「綺羅のバカ!!もう知らん!!」
「いだだっ……ごめん、レイン冗談だって~~」
「問答無用だ!」
「……あー、俺レインに言いたい事あるんだけど」
急に真剣になった綺羅の顔を見て思わず身構える。
「今から言うことは本気だから」
「?」
綺羅は大きく深呼吸をし私をしっかり正面にとらえた。
「俺と結婚しよ」