大切なきみに
夕日が落ち始め
私たちは裸足のまんま
海を後にした。


喫茶店に着いたとき
「まゆとりょうと太郎はこっちだから、れんがちかを送ってあげて!」
まゆが言った。


「わかった。」
れん君が言った


私たちはばいばいして
三人と別れた。


「後ろ乗れよ」
れん君に言われ私は後ろに乗った


無言のままチャリは前へゆっくり進んでいく

「ねぇ‥れん君、みんなすごく優しいね」

「あぁ、俺らは小学校から幼なじみでな。いつも一緒だったんだ。」

「そんな中にちかが入って良かったの?」
私は不安になった。
でもれん君は

「いーんじゃん?それにまゆって昔から気強くてあんまり女とつるめなくて、さみしがってたし。お前が来てたぶん喜んでるし」


私は嬉しかった。



れん君は家の前まで
送ってくれた


「んぢゃあまた明日」
れん君はチャリで去ろうとした

「待ってれん君!‥今日は仲良くしてくれてありがとね。れん君の家はこの近く?」

「あぁ別に。
俺んちはお前の家の三軒隣の家。ちけーな笑」
れん君はかわいく笑った。
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