大切なきみに

「お母さん‥進路のはなしなんだけど‥」

「進路?ああもうそんな時期ねー。行くんでしょ?高校」

「うん。ここから1番近いA高校にしたいの」

「1番ちかいの?ならお金もあんまりかからないし。いんじゃない?」

「‥で‥一応希望高校をお父さんに言っておこうかなって」

「は?今更あんな人に何を伝えるわけ!?やめなさいよ!!」
お母さんは怒鳴った


「なんでよ‥なんでよ!どうして離婚したかも話してくれないくせに頭ごなしに怒鳴ったりしないで!!!!」

私は自分の部屋に走った。



その夜私は
たくさん泣いた‥―
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