大切なきみに
夏休みに入り
5日目、私たち5人は
やっとみんなで集まれた。喫茶店にあつまった
みんな久しぶりで
テンションも上がった
「ねぇ海行こう!キャンプしよーよ!」
まゆの一言で
みんないったん家に帰り荷物を取りに帰った。
わたしはれんと家の前まで戻り
また待ち合わす約束をして一度別れた。
「ただいま‥」
「おかえり」
お母さんはテレビを見ていた。
「あたし今日帰らないから。‥」
「えっ!?あんた中3なくせに何考えてんの?フラフラフラフラして‥まるでお父さんと一緒ね」
私はキレた
「あたしのどこがフラフラしてんのよ!なんなの?勝手に離婚して‥お父さんとあたしを重ねるなんて信じらんない!」
「あんたのお父さんは
私たちを捨ててほかの女と子供つくったの!」
「‥え‥?‥なんで‥なんで今まで言わなかったくせに‥もういい!」
私は荷物をまとめて
家を出た
家の前にはれんが居た
私は泣いていた‥―