大切なきみに

「嫌ならいいけど‥見たい映画あるんだ。‥一緒にどうかなって」

「うん‥みんなで?」

「‥二人は?」


私は嬉しかった。

「―‥いいよ」



れんの後ろは
いつも心地よくて。


少しずつだけど


れんへの気持ちが
大きくなっていった
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