大切なきみに
―帰り道―


太郎が酔っていた。
私とれんは少し離れて歩いていた。

れんの側には
まゆが居た。


二人がこそこそ話していた。


いつもの帰り道
れんは居なかった。


まゆとどこかへ
行ったみたい‥


幸せで、手をつなげて
そんな奇跡みたいな
夏祭り‥☆

だけど
れんのいない
真っ暗な帰り道は
あたしの心を寂しくさせた‥‥‥。
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