大切なきみに


季節は過ぎて
肌寒くなってきた。
りょうは学校を休みがちになっていた。


「ねぇれん。りょう最近こないけどどうかした?」私は聞いてみた。

「あぁ、なんか美咲ちゃんがだんだん腹膨らんできて不安定らしいから側にいたいらしい」





夏はあんなに一緒にいたのになんだか急に
5人の距離が離れていく感じがしてた。
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