大切なきみに

まゆは予定があるから
私たちは校門で別れ
私は一人で歩き始めた。

「おーい!」

れんだった。

「乗れよ。」


私はれんの後ろに乗った。


自転車は走り出した。


「なーんかれんの後ろ乗るの夏休みぶりっ」
「あー、そうだな」

私は寂しかった。
ずっとれんの後ろが懐かしくて恋しかった。

れんには
伝わらないよね‥?
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