大切なきみに

れんの方を見た。
だけどれんは下を向いたままだった‥


「‥っ‥本気?」
私は聞いた。


れんは黙ったまま‥



「ねぇっ‥!あたしはっ‥まゆよりれんを選んだんだよ!?れんまで居なくなったらあたしもう何もなくなっちゃうっ‥」

「俺はまゆだって大事なんだよ!‥みんな大事なんだ‥」

「何それっ‥付き合うならまゆでも良かったの?!‥」あたしはパニック状態だった。


「んな訳ねーだろ!お前だからだよ!俺は太郎もりょうもみんな大事だって言ってんだよ!‥お前と俺が付き合って仲間割れするなら‥‥」
れんは黙ってしまった。


「‥ならもういい!さよならばいばい!」
私は走り去った。
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