大切なきみに

部屋に入った。

涙が止まらない‥



「あたしっ‥最低‥」

自分がれんに言った言葉‥すべてが本心じゃなかった。だけど押さえきれなかったんだ。
突然の別れ‥―


もう


だめなのかもしれない‥

あたしが居なければ
四人はうまくやっていける‥‥。

この夜、私の涙は止まることを知らなかった。
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