大切なきみに

「あたしね…小学校の頃から…れんが好きだったの。いつも助けてくれて、ふざけ合って‥だからちかと付き合ったときすごい辛かったの」
まゆはそう言った。


「ちかは?」
りょうが言った。





「私は‥まゆの気持ちを知ってたのにまゆに相談もしないで勝手に付き合った。最低だよね‥でもまゆに言いづらかった」素直に言えた。




「そうだよね。言いづらかったよね。‥」
まゆがこっちを見た。


あたしは自分が恥ずかしくなった。

「あたし‥まゆを取るかれんを取るかとかばっか考えてて‥っ‥最低」
あたしは涙がでた。
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