キミノトナリデ。
プロローグ
桜が咲いていた。
綺麗な桜が、ヒラヒラと舞っていた。
思わずあたしは…

「綺麗だねーひなちゃ…へぶしっ!」
「あや、毎年恒例の花粉症??
大変そうだねー…
って、あんた!鼻水出てる!
ぷっ…なによその顔…ふふふっ…」
「ぐすっ…しゃーないじゃん…
あたし花粉症ひどいんだよー…」

私はひなちゃんからティッシュを受け取り
思い切り鼻をかんだ。

「はーー…今年もきついわぁ…」
「あはは、どんまーい、ま、頑張れ」
「他人事だと思ってぇ…!」
「ほら、クラス見にいこ!!」

ひなちゃんに手を取られ、
あたし達は走り出した。
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