Trick or Treat～結婚しました！番外短編

「しょうがありませんね。

　まあ、無難にマントとつけ耳で許してあげます。」


許してあげますって…


「音々さんなんか強気発言気になりますよ。」


「だって、頑張ってスーパーマン準備したのに、

　絶対かっこいいのに！」


「や、無理だから。あまり無理は言わないように」


プリプリっとしながら


スーパーマンの衣装を片付けた。


手渡されたいつものスーツに黒のマントをはおり

ちょっととんがり気味の耳を自前の耳に取り付けた。


「なんとか吸血鬼っぽくなったな。」

しかし、なんてめんどくさい行事だ。

俺は生まれてこの方仏教徒だから、

ハロウィーンもクリスマスも興味ないんだが。

でもまあ、

音々とナナが嬉しそうだからいいか。



「トリックオアトリートだっけ？」

！

「音々、悪いちょっと待ってろ！」


玄関から出た時に俺は、閃いてしまったのだ！