《完結》アーサ王子の君影草 ~ラインアーサの些かなる悩み事~
同時に暖かく柔らかな感触が、ラインアーサの最後の理性を簡単に吹き飛ばす。
堪らずもう片方の手も添え両手でそれを確かめると、スズランが小さく声をあげた。
「ぁ…っ」
「……スズランが、悪い…っ…。俺は、これでも我慢してたのに…」
「ライア…っ!?」
後ろから抱きしめる様に胸の膨らみをなぞり、ゆっくりと堪能し両手で優しく包み込む。
「…嫌?」
「やっ…! やだ……っ、…」
互いの体温が上昇し、次第に浅くなる呼吸。強まる甘い香りを一身に吸い込むと脳が心地良く痺れ、恍惚のままに首筋や耳たぶに唇を落としていく。
「〜っ!」
「スズラン…」
耳元で名前を囁くと腕の中でびくりと身体を捩り、弱々しく抵抗する。
「ん…っらい、あ……っだめ…!」
「…っはぁ…」
(分かっている、これ以上は駄目だ……)
この辺りで抑えておかないと本当に歯止めが効かなくなってしまう。当然ながら身体が反応を示す。
だがその拍子、スズランが声をあげた。
「ぅひゃあぁ! 何っ!?」
「……どうした?」
「な、なんか急に背中に何かが! ライア何か持ってるの? くすぐったい」
「へ? 何かって……その、俺の…」
堪らずもう片方の手も添え両手でそれを確かめると、スズランが小さく声をあげた。
「ぁ…っ」
「……スズランが、悪い…っ…。俺は、これでも我慢してたのに…」
「ライア…っ!?」
後ろから抱きしめる様に胸の膨らみをなぞり、ゆっくりと堪能し両手で優しく包み込む。
「…嫌?」
「やっ…! やだ……っ、…」
互いの体温が上昇し、次第に浅くなる呼吸。強まる甘い香りを一身に吸い込むと脳が心地良く痺れ、恍惚のままに首筋や耳たぶに唇を落としていく。
「〜っ!」
「スズラン…」
耳元で名前を囁くと腕の中でびくりと身体を捩り、弱々しく抵抗する。
「ん…っらい、あ……っだめ…!」
「…っはぁ…」
(分かっている、これ以上は駄目だ……)
この辺りで抑えておかないと本当に歯止めが効かなくなってしまう。当然ながら身体が反応を示す。
だがその拍子、スズランが声をあげた。
「ぅひゃあぁ! 何っ!?」
「……どうした?」
「な、なんか急に背中に何かが! ライア何か持ってるの? くすぐったい」
「へ? 何かって……その、俺の…」