《完結》アーサ王子の君影草 ~ラインアーサの些かなる悩み事~
「アーサ…。それはさっきも言っただろう? イリアもお前も二人とも私の大切な家族で宝なんだ。当然だよ、むしろこんな不甲斐のない父親でお前達に嫌われやしないかと常々思ってしまうよ」
「そんなことないよ…! なんていうか、俺は父上のこと尊敬してるし、目標にしてるから…!! だから。その、、そ…っそうだ…、姉上の様子は? 体調は良いのかな? 俺、たくさん心配かけただろうし後で見舞いに行くよ」
ライオネルに日頃の思いを伝えようかとも思ったが、急に照れくさくなり急遽話を切り替えてしまった。
「ふふ。そうしてやってくれ! イリアも大概アーサには甘いからな。お前の顔を見ればすぐに安心する筈だよ」
「そうするよ!」
「さあ、さて。今度は以前言っていたお前の愛しい人の話を聞かせておくれ? いつ私に会わせてくれるのかな?」
「っ…父上…! その事なんだけど…」
「出来るならば早めに連れてきなさい。そして王宮で保護をするなりして守ってやるのが今のお前の役目ってところかな?」
「な、、んで…! やっぱり父上もスズランの事知ってるのか?」
「ほうほう。スズランさんというのだね? あの花の様に可憐な女性の名は。とても素敵な名だ!」
「そんなことないよ…! なんていうか、俺は父上のこと尊敬してるし、目標にしてるから…!! だから。その、、そ…っそうだ…、姉上の様子は? 体調は良いのかな? 俺、たくさん心配かけただろうし後で見舞いに行くよ」
ライオネルに日頃の思いを伝えようかとも思ったが、急に照れくさくなり急遽話を切り替えてしまった。
「ふふ。そうしてやってくれ! イリアも大概アーサには甘いからな。お前の顔を見ればすぐに安心する筈だよ」
「そうするよ!」
「さあ、さて。今度は以前言っていたお前の愛しい人の話を聞かせておくれ? いつ私に会わせてくれるのかな?」
「っ…父上…! その事なんだけど…」
「出来るならば早めに連れてきなさい。そして王宮で保護をするなりして守ってやるのが今のお前の役目ってところかな?」
「な、、んで…! やっぱり父上もスズランの事知ってるのか?」
「ほうほう。スズランさんというのだね? あの花の様に可憐な女性の名は。とても素敵な名だ!」