《完結》アーサ王子の君影草 ~ラインアーサの些かなる悩み事~
息継ぎも儘ならない程絶え間なく口づけの雨を降らせ、想いのままに深くしていく。
「スズラン…っ…」
「んぅ、お酒の味……っ」
「さっき、少しだけ飲んだんだ」
「あ、まって…! ドレスがしわになっちゃう」
「そんなの、俺が新しいの贈る」
「でも」
「……夕方の続き、してもいい?」
夕刻、貯蔵庫での逢瀬を思い出す。
頬を赤く染めて恥じらいながらも頷くスズラン。首の後ろで留めてあるリボンを解くと隠れていた胸元とその時に付けた所有印が顕になった。骨の入った下着の背中の紐を一つづつ緩める度、気持ちが高揚してゆく。
「……んん。は、恥ずかしい」
「大丈夫だよ、おいで。紐、全部外れた。苦しくなかった?」
「へ、平気……」
「スズラン、可愛い…」
「ぅぅ……あんまり見ないで」
留め上げていた髪を下ろすとふわりと肩にかかる様がまた何とも言えない色気を漂わせた。そのまま抱きしめて滑らかな肌を堪能する。
「肌、すべすべしてて気持ちいい」
「ぁ、ふ……くすぐったい…!」
「スズラン……俺、途中で止められなくなるかもしれない」
思わず正直な気持ちを吐露する。格好がつかないと分かっていても愛しい人を目の前に、どうする事もできなかった。
「わたし、ライアになら何されても平気だもん」
「っ…! ああ、もう。どうなっても知らないからな」
(ただでさえ可愛いのに、そんな事言われて押さえが利く訳が無い…!)
「っ…ン…」
「スズラン…っ…」
「んぅ、お酒の味……っ」
「さっき、少しだけ飲んだんだ」
「あ、まって…! ドレスがしわになっちゃう」
「そんなの、俺が新しいの贈る」
「でも」
「……夕方の続き、してもいい?」
夕刻、貯蔵庫での逢瀬を思い出す。
頬を赤く染めて恥じらいながらも頷くスズラン。首の後ろで留めてあるリボンを解くと隠れていた胸元とその時に付けた所有印が顕になった。骨の入った下着の背中の紐を一つづつ緩める度、気持ちが高揚してゆく。
「……んん。は、恥ずかしい」
「大丈夫だよ、おいで。紐、全部外れた。苦しくなかった?」
「へ、平気……」
「スズラン、可愛い…」
「ぅぅ……あんまり見ないで」
留め上げていた髪を下ろすとふわりと肩にかかる様がまた何とも言えない色気を漂わせた。そのまま抱きしめて滑らかな肌を堪能する。
「肌、すべすべしてて気持ちいい」
「ぁ、ふ……くすぐったい…!」
「スズラン……俺、途中で止められなくなるかもしれない」
思わず正直な気持ちを吐露する。格好がつかないと分かっていても愛しい人を目の前に、どうする事もできなかった。
「わたし、ライアになら何されても平気だもん」
「っ…! ああ、もう。どうなっても知らないからな」
(ただでさえ可愛いのに、そんな事言われて押さえが利く訳が無い…!)
「っ…ン…」