《完結》アーサ王子の君影草 ~ラインアーサの些かなる悩み事~
瞳と瞳が合わさればもう逸らす事は出来ない。互いに強い力で惹かれ合い見つめ合う。
人をこんなに愛おしいと思えたのは、スズランが初めてだ。それなのにこの想いの伝え方が分からない。
スズランの髪や頬を優しく撫でる。
そっと触れると誘う様に薄くひらく唇。口づけしたくなるのをぐっと堪える。
潤んで煌めく瞳の奥を見つめて、誠心誠意拙い言葉を紡ぐ。
「───スズラン……君が好きだ」
「……ライア…」
「……好き」
今まで言えなかった言葉を確かめる様にもう一度繰り返す。様々な想いを巡らせたものの、昂る気持ちを抑えきれずに気づけば唇を奪っていた。
啄んで何度も触れるとスズランの口が小さく開き、そこへ舌を押し込み口内を探る。互いの気持ちを絡め合い、唇に吸い付いては確かめる。
「っ…ん、、ふ…ぅ」
「……好きだ、スズラン」
一度口に出したら止まらなかった。
唇を重ねては、息継ぎの度に想いを伝える。
「…っん、んぅ…っ」
「好き…」
「まっ…、ライ あ…ッ…ぁ、んん……ふぁ」
「好…、んむ?」
何やら顔を真っ赤に染めたスズランに両手で口を塞がれてしまう。
人をこんなに愛おしいと思えたのは、スズランが初めてだ。それなのにこの想いの伝え方が分からない。
スズランの髪や頬を優しく撫でる。
そっと触れると誘う様に薄くひらく唇。口づけしたくなるのをぐっと堪える。
潤んで煌めく瞳の奥を見つめて、誠心誠意拙い言葉を紡ぐ。
「───スズラン……君が好きだ」
「……ライア…」
「……好き」
今まで言えなかった言葉を確かめる様にもう一度繰り返す。様々な想いを巡らせたものの、昂る気持ちを抑えきれずに気づけば唇を奪っていた。
啄んで何度も触れるとスズランの口が小さく開き、そこへ舌を押し込み口内を探る。互いの気持ちを絡め合い、唇に吸い付いては確かめる。
「っ…ん、、ふ…ぅ」
「……好きだ、スズラン」
一度口に出したら止まらなかった。
唇を重ねては、息継ぎの度に想いを伝える。
「…っん、んぅ…っ」
「好き…」
「まっ…、ライ あ…ッ…ぁ、んん……ふぁ」
「好…、んむ?」
何やら顔を真っ赤に染めたスズランに両手で口を塞がれてしまう。