【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!





そしてその日の昼食の時。



「ほら。今桐生一人!こういう時って同じクラスっていいよね!」



そう言って私を朝陽くんの座る方に向かって押した麻耶ちゃん。



私は勇気を振り絞って話しかけた……



「あの、朝陽くん……」


「ん?あ、来愛……」


「朝陽~!!」



あ、また……



「ごめんね~来愛!朝陽借りまーす!」


「待って!!」


朝陽くんの腕にしがみ付いて朝陽くんを連れて行こうとした莉子ちゃんを引き止めた。



「何?」


「わ、私……莉子ちゃんに話があるの……」



い、言えた……




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