【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「何?」
と冷たく私の顔を見ている莉子ちゃん。
私はその目に負けちゃいそうだったけど、
何とか、耐えて。
「ちょっと場所変えたい……」
そう言って朝陽くんから莉子ちゃんを離し、
中庭に連れて行った。
いやいや私の後ろを歩いている莉子ちゃんの視線が痛い……
怯むな!来愛!!
朝陽くんの彼女でしょう……?
私が強くなくて、朝陽くんの彼女なんて言えない!!
強くなんなきゃ……!!
そんなことを考えながら進んでいるといつのまにか、
中庭に着いていて、止まった。