【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




「何?」



と冷たく私の顔を見ている莉子ちゃん。



私はその目に負けちゃいそうだったけど、
何とか、耐えて。



「ちょっと場所変えたい……」



そう言って朝陽くんから莉子ちゃんを離し、
中庭に連れて行った。



いやいや私の後ろを歩いている莉子ちゃんの視線が痛い……



怯むな!来愛!!



朝陽くんの彼女でしょう……?



私が強くなくて、朝陽くんの彼女なんて言えない!!



強くなんなきゃ……!!



そんなことを考えながら進んでいるといつのまにか、
中庭に着いていて、止まった。




< 105 / 303 >

この作品をシェア

pagetop