【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
そして私は振り返り、背の高い莉子ちゃんの顔を見た。
「あ、あの……」
「何?」
「私、朝陽くんの、彼女、です……!」
「だから?」
え……?
「だから何?あたしが朝陽と居ちゃダメだって?」
「あ、いやそう言うわけじゃ…」
どうしよ…
「り、莉子ちゃんは朝陽くんとどんな関係なの?」
「何?言わなきゃダメ?あんた彼女なんだったらショック受けるんじゃない?
あたしと話してるだけで怯えてさ。
あたしがあんたを脅したら、
朝陽と別れそうな弱弱しいあんたに言ったら立ち直れないんじゃない?」
そう笑って言う莉子ちゃん……
いつもみたいな莉子ちゃんの面影は全くなくて
なんだかとてつもなく怖い……