【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!

私は……



「ショ、ショックなんてうけません！！
私はもう弱くないッ！！」



下を向いていた私は顔をあげ、胸を張ってそう言った。



内心怖かったけど、
でも、朝陽くんの彼女である限りは、
これくらいに耐えなきゃ……！！




「ふっ。分かった。教えてあげる。」




そう言って近くにあったベンチに座り足を組んだ莉子ちゃん。




そして話し始めた。




「あたしと、朝陽の関係は……“元恋人”」




ドクン……




なんとなく予想していた。



でも、そうじゃなければいいって思ってた……



だけど、そうだった……



私あんなに啖呵切って言ったのに
もう心折れそう……