【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「うーん。恋人って言っていいか分かんないな……」
「え?」
「あたしが一方的に好き好きって言って、
“抱いて”って言っただけだし。」
そう呑気に話す莉子ちゃん。
「抱いて……って言ったの……?」
「言ったよ?それだけでいいからって。
一回でいいからって。」
何だろう……
思っていたのよりもちょっと過激で、
私の頭は混乱しまくった……
じゃあ、あの優しく撫でてくれる手も私より先に
―――莉子ちゃんに優しくしてた手なの……?