【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
恋ってもっと楽しいものだって思ってた。
2人で笑い合って、
2人で泣いて、
2人で助け合って
なぐさめあって。
もっと笑顔が溢れてるものだと夢見てた。
でも、違った。
朝陽くんのようにみんなから人気者の彼が
私なんかを相手にすること自体おかしいんだよ……
私ちょっと、調子に乗り過ぎちゃったのかな……
きっと、朝陽くんも莉子ちゃんとの方が楽しいはず。
お似合いだし……
私なんかよりは遙かに……
ズキン
……あれ?
今自分の言った言葉に何か引っかかった。
――――お似合い……?