【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!





朝陽くんの教え方は凄く上手くて
何枚もあったプリントはすごい早さで無くなっていった。




「ちげえよ。ここさっきも言ったろ?」



「あ、ごめんなさい。これですか?」




でも、ちょっとスパルタ……??


って思いきや、



「なんだよ、出来んじゃん。」



そう言って微笑んで私の頭を撫でてくれる。



私の目の前に座って教えてくれている朝陽くんの顔が
もう本当に近くて心臓の音が聞こえないか心配。



「はぁ……終わりましたね……」



なんだか残念……



「心配すんな。また教えてやるよ。」



「えっ!?でも、部活……」


「休みの日でもいいだろ?」



ドキンっ!!



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