【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「じゃあな!」
何もなかったように去っていく朝陽くん。
私の顔はもう火が出そうだった。
そして体に力が入らずその場に座り込んだ。
「朝陽くんの…バカ……」
私はそう言って何もかも朝陽くんのせいにした。
そうしてしばらく座っていたけれど、
立ち上がり、家に入った。
顔が紅潮したまま急いで部屋へと駆け込んだ。
「バカバカバカ!!朝陽くんの……バカ……」
布団の中で叫んだ。