【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「な、なんでもないよ!麻耶ちゃんおはよ!」
「うん!おはー!なんかあったらすぐ言ってよ?」
「う、うん!ありがとう!!」
私はそう作り笑いでごまかした。
いつもなら鋭い麻耶ちゃんも今日はなぜか気づかなかった。
でも、よかった……
気づかれなくて……
「あ、麻耶ちゃん先に教室行っててもらえる?」
「う、うん。分かった!じゃあまたあとで!」
そう言って麻耶ちゃんは階段を上がって行った。