【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
あの紙……?
あ、アレか……
私はカバンから紙を出そうと探したけれど、
カバンの中にはあの紙が無かった………
どこ行ったんだろ………
まさか、落としたとか??
ど、どこで………??
少しテンパった。
そんな事もお構いなく莉子ちゃんは話を続けた。
「あのね、来愛。あたし、戻るんだ………」
莉子ちゃんの言葉にカバンを漁っていた手が止まった。
「え?どういう事………?」
「パパに言われてね。」
なんだか、切ない顔で私にそう言う莉子ちゃん。
「も、戻るってアメリカに?」