【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
私が静かにそう尋ねると莉子ちゃんは切なく笑いながら
こたえてくれた。
「うん……そう。だからバイバイだね…」
と。
「え、莉子ちゃん…」
「あ、でも、来愛からすれば残念じゃないよね?
あたし、イタズラばっかりしたし……」
と、また笑う莉子ちゃん。
「な、何言ってるの!?
私、莉子ちゃんにイタズラされてたのかもしれないけど、
友達でしょ?残念じゃないわけないよ!!」
私が莉子ちゃんにそう伝えると、
目に涙をため、「ありがと…」と小さく呟いた莉子ちゃん。
最初は嫌いだった。
イタズラされるし、
なんか合わないって。
でも、友達だから、
友達だったから、今日まで来れた。