【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「んじゃ、来愛、朝陽と末ながくお幸せにね!」
そう泣きながら笑い言った莉子ちゃん。
そして、立ち上がってまた、笑って
保健室を出て行った。
私は、莉子ちゃんの切ない後ろ姿を見つめながら
「莉子ちゃん………」と呟いた。
今日一日保健室で過ごした私を
しばらくしてから朝陽くんが迎えに来てくれた。
「おーい。帰るぞ!大丈夫か?」
私の体調を見ながら聞いてくれる朝陽くん。
私は、そんな朝陽くんの顔を見つめた。
「……チュッ」
/////
「………っ!!!」
ボーッとしていた私の唇に突然キスをしてきた朝陽くん。
「…ぷっ。おまっ真っ赤っ……あはは」
とゲラゲラ笑う朝陽くん。
「んもう!笑わないでよっ……//」
そう言うと朝陽くんが、
私の頭に手を置き、クシャクシャと撫で始めた。