【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「柊、家どこ?」
そう聞いてくれた朝陽くん。
「〇〇公園の裏です。」
「ふーん。」
そう言って歩き始めた朝陽くん。
10月の夜は寒い……
私は両手を口の前に持っていき息をふーっとかけた。
空気に触れた私の息は白くなって消えた。
「ん。」
え?
そう言って私の目の前に手を差し出してくれた、
朝陽くん。
「え?」
「寒ぃんだろ?」
私はその手に自分の手を重ねた。