【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
私はじっとしていられなくて、
部屋でウロウロしていた。
どうなってるんだろ………
んー。気になるっ………
と、落ち着かないでいると携帯に電話がかかってきた。
私は急いでベッドの上で充電している携帯を手に取り、
充電器を外して耳にあてた。
「も、もしもし!!!」
『あ、来愛か?』
あ、朝陽くんっ!!!
「り、莉子ちゃんに会えた!?」
私がそう聞くと、
『あぁ。会えたよ。ありがとう。教えてくれて』
「良かった………あ、莉子ちゃんまた来るかな?」
『え?』
「日本にだよ!!」
『な、なんで?』
「なんで?って“友達”だからだよっ!!」
私は全力でそう言った。
『お前ほんといいヤツだな。』
と微笑ましい声で言う朝陽くん。
「いたずらされてたけど、
ちゃんと私にバイバイって言ってくれたんだよ?」
『え。』
「私にちゃんとお別れ言ったくれたもん!
普通友達じゃないんなら
別にお別れなんて言わないでしょ?」
そう言うと朝陽くんは
『ありがと。』
と言った。