【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
外に出た瞬間、すごく冷たい風が私の体にあたる。
「さ、寒っ!!!」
私は両手を口元に持っていきハーっと息をかけた。
麻耶ちゃんが寒いというのも無理はないね。
私は自分の手を擦り合わせながら体育館に向かった。
「朝陽!!シュート!!」
「入ったあ!!!」
という声が体育から聞こえ駆け寄り、
ファンの子たちよりも一歩後ろで、
ガッツポーズをした。
朝陽くんシュートしたんだ……!!
やったあっ!!
さすが朝陽くんだ………
私は隙間から体育館の中を覗いた。
ドキッ!!
うそ………