【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




外に出た瞬間、すごく冷たい風が私の体にあたる。


「さ、寒っ!!!」


私は両手を口元に持っていきハーっと息をかけた。

麻耶ちゃんが寒いというのも無理はないね。


私は自分の手を擦り合わせながら体育館に向かった。


「朝陽!!シュート!!」


「入ったあ!!!」



という声が体育から聞こえ駆け寄り、
ファンの子たちよりも一歩後ろで、
ガッツポーズをした。


朝陽くんシュートしたんだ……!!
やったあっ!!


さすが朝陽くんだ………


私は隙間から体育館の中を覗いた。


ドキッ!!




うそ………




< 172 / 303 >

この作品をシェア

pagetop