【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「み、見に来たの……」
私は俯いちゃったけど勇気を振り絞りそう言った。
「…来愛。」
私の名前を呟いたと思ったら
私の体を抱き寄せた朝陽くん。
「きゃーっ!!」
近くにいたファンの子たちが大声で叫ぶ。
「やっぱ、お前可愛すぎ。」
そんな事に目もくれない朝陽くんは
私に甘い言葉をくれる。
「来愛、好きだ。」
何度も聞いた好きという言葉。
私も何度も言った好きという言葉。
この言葉は私を元気にしてくれる。
周りにファンの子たちが居るのが恥ずかしかったのに、
“好き”と言われると、もう恥ずかしさなんて
どこかに行ってしまった。