【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「つられるだろ。」
と、私を強く抱きしめた。
まるで、照れた顔を私に見られないようにするために。
「朝陽くん……く、るじい……」
「あ!悪ぃー……」
そう言ってパッと私から離れた。
「朝陽くん、まだあるでしょ?
バスケがんばってね!!」
私はそう言って、朝陽くんの体を180度回転させ、
背中を軽く押した。
「うん。ありがと。」
そう言って、体育館内に戻っていった。
私も朝陽くんを見届けてから
教室に戻った。