【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「な、なんでユウくんが謝らなくちゃならないの!?」
あの時のユウくんの行動は私のせいであって、
ユウくんが謝る必要性はない。
「ううん。ごめん。なんとなく。かな?」
そう言って私に背を向けて
先に玄関の方へ歩いていったユウくん。
「はい。入れよ。」
「あ、うん。ありがとう。」
私は駆け足で桐生家におじゃました。
「兄貴ー!!来愛来たぞー!」
とユウくんが大声で叫んだ。
それがすごく恥ずかしかった。
ドタドタと階段を降りる音が聞こえて、
朝陽くんと、陽菜さんが降りてきた。