【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




「く、来愛、先に部屋行っとけ。」



と、突然怒ったように言った朝陽くん。



「う、うん……」



私の頭にはてなが浮かび上がる中、
陽菜ちゃんが小さく話しかけてきた。



「アサ兄ね、多分、私にヤキモチ妬いたんだよ。」


「ええっ!!そんなっ!!」


私は陽菜ちゃんに背中を押され、
リビングを出された。



“ヤキモチ妬いたんだよ。”



あ朝陽くんが
ヤキモチ妬いたの……??


なんだか、ちょっと嬉しい。



そんなことを思いながら階段を1段ずつ上った。



< 184 / 303 >

この作品をシェア

pagetop