【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
俺の隣でケーキを頬張る来愛。
ほっぺをパンパンに膨らませている来愛は
まるで欲張りなハムスターのよう。
俺が初めて来愛を見た時も思ったんだ。
小動物のようだと。
その時、俺が初めて女に好きという気持ちを抱いたんだ。
それが来愛だった。
でも、それまでは何人かと付き合ったし、
もちろん莉子も。
でも、莉子にはそんな気持ちはなかった。
だけど、莉子に抱いてくれと言われた時、
俺はなんでか素直に莉子を抱いた。
きっとどうでも良かったんだ。
あの頃は。