【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「起きたのか?来愛?、」
そう声を発しながら
ベッドの方に歩いてくる朝陽くん。
お、起きられるわけ無いでしょっ!!
私は、寝たフリを続けた。
「まだ寝てるか……無理させたか……?」
そう小さくつぶやき私の目の前に
背を向けしゃがみこんだ朝陽くん。
私は朝陽くんを見つめた。
大きな背中。
寝癖でいっぱいの髪の毛。
テーブルの上に置いたマグカップを持つ
ゴツゴツした大きな手。
カッコイイな………
私さっきまで朝陽くんの腕の中にいた。
すごく甘くてうっとりしちゃった。