【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!





「来愛、ニヤケ過ぎ!!」



ポカッと私の頭をたたき、そう言う麻耶ちゃん。



「な~に~?そんなにニヤケちゃって~」


「な、何もないよっ!!」



私は焦って手を顔の前で振り首も左右に振った。



「た、ただ……」


「ん??」


「ただ、思った事があっただけだよ……」


「どうしたの??」




そんなのは1つしかないよ……





「“幸せだな”って思ったの!」




そう両手で頬杖を突きながら
窓から朝練中の朝陽くんが居る体育館を見つめながら言った。





< 211 / 303 >

この作品をシェア

pagetop