【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「来愛、ニヤケ過ぎ!!」
ポカッと私の頭をたたき、そう言う麻耶ちゃん。
「な~に~?そんなにニヤケちゃって~」
「な、何もないよっ!!」
私は焦って手を顔の前で振り首も左右に振った。
「た、ただ……」
「ん??」
「ただ、思った事があっただけだよ……」
「どうしたの??」
そんなのは1つしかないよ……
「“幸せだな”って思ったの!」
そう両手で頬杖を突きながら
窓から朝練中の朝陽くんが居る体育館を見つめながら言った。