【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
そんなことを考えながら立っていると、
「行くのか行かねえのか??」
痺れをきらしたのか朝陽くんは私に問い詰めてくる。
「い、いいい、行きます!!行きたいッ!!」
私はそう言って朝陽くんの元に駆け寄り、
腕を組んだ。
『桐生の彼女』
麻耶ちゃんに言われたこの言葉がこの時頭の中を駆け巡った。
かのじょ……
カノジョ
彼女。
そうだよ。私は朝陽くんの彼女なの……
ずっと大好きな朝陽くん。