【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「うわー図書室ってこんなんだったっけ??」
と突然声をあげる朝陽くん。
確かに思い出の場所だと言っても、
あの告白の時と少し勉強するときに来ただけ。
あんまりマジマジと図書室を見ていたわけじゃないから
なんだか変な感じ。
朝陽くんが言ったように、
こんなんだったっけ?
と私も思った。
木の匂いがプンプンする図書室。
夕焼け色に染まる図書室。
そして、二人の高校生。
なんだか、漫画でよくあるシチュエーション。
そう考えた時私の胸は騒ぎ出した。