【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




「だ、ダメじゃないけど………」


「ん??」


なんで、今日に限ってこんなにも可愛いんだろう。


「き、緊張しちゃ…………んん!!」


“緊張しちゃう”と言いたかったけれど、
知らない間に立ち上がっていた朝陽くんの唇に
口を塞がれてしまって言えなかった。


「……っあさ、ひ…くん!!」


誰も居ない図書室に
私と朝陽くんの甘い吐息だけが漏れる。



そして、響き渡る。



スカートを割って入ってくる手をギュッと握り止めた。



「だ、ダメ!!絶対ダメ…」


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