【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
第7章
妹の笑顔【朝陽side】
学校めぐりもどきをしてから、
自由登校が認められた。
補習とかが無い3年生の生徒は
6月から自由登校。
俺もその内の一人だ。
でも…………
――――昨日………
ブーブーブー
マナーモードに設定していた携帯が
ベッドの上で鳴り響く。
『ん??メールか??』
俺は携帯を手に取りメールを読んだ。
『…………は、はあ???』
あまりにも驚いて大声を出してしまった。
『あ、アサ兄大丈夫??』
『兄貴?どうした?』
陽菜と夕陽まで、俺の部屋に飛んでくる始末。
『いや、なんでも、ねえよ……』
俺がそう答えると
二人は部屋を出て行った。