【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
朝陽くんよりも少し遅れて教室を出て、
職員室に向かった。
「失礼します…あの、これ。」
「あ、柊さん出来たのね!うん!
もう帰っていいよ!お疲れ様。」
そう言われて緊張感が溢れる職員室を後にして、
朝陽くんが待つ下駄箱へと急いだ。
「はぁ……はぁ!!」
「お!来愛!」
「お待たせ……」
「ううん。あ、帰りさどっか寄るか!
つか、来愛昼食ったか?」
そう私の手をサッと握りながら
尋ねてくる。
「まだ食べてないよ?」
「んじゃ、食うか!実は俺も今日食ってねえから」
そう言った朝陽くんは近くにあった
レストランを選びそこに向かって
足を運んだ。